深澤先輩には勝てない。 (ページ8)

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やっつページ8

深『そしたら松先、廊下は走るな！って猛ダッシュで走ってきて、それみた教頭に一緒になって怒られたんだよ笑』

「松田先生そういうところある笑」
「岩本くんも前に同じようなことあったって言ってた笑」

深『照もかよ笑』

「松田先生って厳しいけど生徒に好かれる先生だよね」

深『なんだかんだノリいいもん笑』

深澤先輩と電話を繋げてから2時間。
学校のこととか、お互いの好きなこととか色々話をして、私がタメ口で話せるくらいには仲良くなってしまった。

ほんと、誰とでもすぐ仲良くなっちゃうんだな。

「深澤先輩って、凄いなぁ」

深『え、何が？』

「先輩がモテる理由、わかった気がする」

深『あは、もしかしてAちゃん俺のこと好きになっちゃう？笑』

「それはないけど」

深『ないんかーい』

「ふはっ笑」

深『何笑ってんの笑』
深『…まぁAちゃんが俺のこと好きになることはないってわかってたけどね〜』

「え？」

深『だって、Aちゃん照のこと好きでしょ？』

「すっ、、、！？」

深『あれ、違った？今日の感じ見て、もしかして…って思ったんだけど…』

「ち、がわないです…」

深『やっぱり！！』

私の言葉を聞いて嬉しそうな深澤先輩。
バレないように隠し通してたのに、よりにもよって深澤先輩にバレるなんて、、なんで…？？私そんなに分かりやすかったかな。

深『なんでバレたんだろうって思ってる？笑』

「…！ ……うん、」

深『だーって、明らか照と話す時だけ顔違ぇもん笑』

「そ、そんなこと！」

深『あーるーの。今日だって、俺とファミレス行くって言った照を見て悲しそうだったじゃん笑』

「うっ、」

深『わかりやすいなぁこの子ってめっちゃ思ったもん』

「……もしかして、それであの時譲ってくれたの？」

深『同情とかじゃないよ？単純に、Aちゃんとの約束の方が先だったっぽいから。』

「約束って、別に前から約束してたわけじゃ、」

深『でもあの場では、一緒に帰ろうって話の方が先だったわけじゃん？それを割り込んでまでファミレス行こうなんて言えないって。』

「そう、、ですか、」

深『てか照も、なんで約束あるからって言わねぇんだよ。俺とファミレスなんていつでも行けんのに』

そんなの決まってます

岩本くんが、

〖 ……好きだよ〗
〖ふっかのこと、好きだよ〗

先輩のこと好きだからだよ