勇気 ページ24
目黒side
岩本『で、そういや話って?』
岩本くんの言葉でみんなの話が止まる。
そして舘さんは俺の様子を伺っていた。
だから舘さんにニコッと微笑んで、大丈夫と伝わるようにしてから俺は話し出した。
目黒『忙しいのにごめんなさい。でも、もう一度ちゃんと皆で話し合いたくて。今後の事の前に、今の気持ちを。』
俺がそう言うと、皆も心当たりがあるからかピクっと反応した。ふっかさんは、俺の顔を見て一足先に察したようだった。
深澤『そう、だね。うん。
やっぱちゃんと話し合いたいな。』
そういって、舘さんの前に向かった。
深澤『舘さん。これから俺が聞くことは舘さんにとって辛いものかもしれない。でも、これから先に皆で進むために俺は...いや、俺たちは知りたい。舘さんが何に苦しんでるのか教えてほしい。そして出来るなら皆で解決したいんだ。』
宮舘『ふっか....』
翔太『...おれも。涼太が辛いかもと思って聞けなかったけど、1人で苦しむくらいならぶつけてほしい。お前はすぐ1人で抱え込んじゃうから、頼ってほしい。』
宮舘『翔太も...』
他のみんなも次々に舘さんの前にいった。
うん。大丈夫だよ。SnowManの皆はどんな舘さんの気持ちだってちゃんと受け止めるから。
だから、頼っていいんだよ?
目黒『舘さん。大丈夫だよ、ちゃんと皆に話せば絶対支えてくれる。今抱えてる舘さんの気持ちを全部話して?』
俺がそう話すと、舘さんは恐る恐る皆に話し始めた。
宮舘『...皆とレッスンをし出して、ある時から夢を見始めた。誰か分からない声から、【お前じゃなくて、目黒が助かればよかった】【お前だけが事故に合えばよかった】【目黒を返せ】って。』
宮舘『皆も、もしかしたらそう思ってるのかなって。俺は記憶もない唯の一般人みたいなやつだ。目黒は怪我さえなければ今頃8人でそのまま活動できてた。俺が記憶も怪我も背負えば、8人で元気に活動できてたかなって、世間の人だって、皆だって、本当は思ってるんだろうなって...優しいから、皆は言えないだけで、本当は俺なんかとはイヤイヤ一緒にいてやっ...』
突然、舘さんの声が止まった。
それは、佐久間くんが舘さんを勢いよく抱きしめたから。
佐久間『もういい、もう、いいから。
こんな辛い事、抱え込ませて、ごめんっ...泣』
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りん(プロフ) - ともみさん» こちらこそ、素敵なメッセージありがとうございます! (2022年5月28日 13時) (レス) id: 9dd6c9cdd9 (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - 涙が止まりませんでした。素敵な小説をありがとうございます。 (2022年5月28日 0時) (レス) @page33 id: aad3573941 (このIDを非表示/違反報告)
リセル(プロフ) - りんさん» いえいえ! (2021年10月17日 21時) (レス) id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - リセルさん» ありがとうございます!訂正します! (2021年10月17日 21時) (レス) id: 397729a488 (このIDを非表示/違反報告)
リセル(プロフ) - すみません、更新された最後のページで、分かり切っただと思いますよ! (2021年10月16日 2時) (レス) @page25 id: d52ea51f4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りん | 作成日時:2021年6月16日 1時